長いので読まなくて(も)いいですよ。
ガンダム展いってきた。
トキちゃんと大阪駅で待ち合わせ、天保山まで何となくバスで行くことに、200円とお安いが、小一時間かかって到着。
これは失敗。
サントリーミュージアムは初。
天保山界隈はクソ暑い上に、意外とカップル率が高い。
僕ら、ガンダム展の客層で『本気』な部類に見えちゃうよねぇ。
←外壁ににガンダムのバナーがどーん、ちなみに原寸大らしい。
案外ちっちぇな、ガンダム。
気をとり直し小腹が空いていたのでメシ、案外旨かったですよ。
夏野菜の肉味噌ご飯。
ちなみにオーダー通したら『肉味噌入りマース☆』
『肉味噌デース☆』
『肉味噌OKでーす☆』
と、なぜか店中で肉味噌連呼、なんですか、小デブでメガネは肉味噌ですか?
肝心の展示で
nardでgeekな内容はエントランスにあるザクぐらいで、あとはアートと
ワンフェスの間をどっちつかずの作品たちで正直痒かった。
趣旨を理解して行ってたつもりだけど、やっぱ中途半端は痒い。
アートとしてかっこいいんだけど、何でここに
アッガイ?
ここにきてザクとかかなりアツいんですけど、なんで油絵?
どうしてかはわかるけど、理由が僕にはわからない。
ええとあれだ、オタクカルチャーはもっと
酸っぱい人がわんさかいるシチュエーションで触れて、のた打ち回る。
それが今更醍醐味ってのもある。
んで、所謂ポップなアートはオサレや高尚を突き通してもらって、肩肘張りつつ受け容れる、晴れがましいものだったりして。
ちょっとアニメとアートは食べ合わせ悪いなぁ。
年をとったからか、アニメをいわゆるポップアートに格上げする風潮に乗り切れない自分がいるのかもね。
キュレータがどういう気持ちで作ったかしらないけど、ガンダムがテーマってのが原因なのか、作品のクォリティが高い程ギャグに映りますた。
どんなに力量が溢れていてもだ。
んま、それが良いのかもしれないしそれが良かったかもしれないのだけれど。
でももうこういうアンチノミーはおなかいっぱい。
マンガやアニメは、子供の文化という偏見のもとで、『いいトシしてっ!』って冷たい視線感じつつ見る。
そんな後ろめたさもまたオツ。
プリキュアのエロ本で甘勃ちしながら『こんなんじゃダメだ!』って自分責めたいですよ、それが良いのかも、
偉い人にはそれがわからんのです。
アートはクールです、良いと感じても、うまいこと説明つかないし。
カッコイイとかカワイイという簡単なフレーズを暗に寄せ付けない安直な高尚さがあります。
そこがオツ。
喰らいやがれってカンジのアートは多いです、真っ白い壁に大きな女性器(に僕は見えた、あの二重丸のやつね)が描いてあったり、退屈なカラーパターンの繰り返しのシュールなアートを見て『そうきたか』な顔でニヤニヤするのも良いモンです。
僕は、正直、意図するところはわかっちゃいないんです。
朝食べた納豆やオミオツケを忘れちゃって、斜に構えて見る。
んで、そんな思いも受けて素直に(・∀・)イイと感じるおめでたいモンなんです。
で、なんでこんなに痒いか、一人で物議醸すのか考えたよ。
まだ、僕にはオタクとアートの間には溝はあって、そのギャップは面白いけどもうおなかいっぱい。
村上隆が大いにやってくれてたし。
もうよくね?
溝が埋まるのはもうちょっと時間がいると感じてます。
昔、いろんな事件があってウンコのごとくオタクが忌み嫌われた時代を知っているのも原因かと、そこらへんが年齢感じるところかね。
で、オタクカルチャーの負け犬根性と、卑近なレベルのアートシーン(ごめん、そういや門外漢)の『今のハヤリって何となく』根性。
そんな先入観もあってか、ギャップの咀嚼をいい加減にして、安直に変形合体しちゃったように映るから、なんか痒いのかな。
秋葉系にステロな業界からのアプローチが昨今盛んになりつつあるけど、オサレカルチャーに安易に阿(おもね)らない方が面白いのかもね。
そんなめんたは10年後に電車男を全力で応援します。